当院の特色

    当院の特色

    当院には次のような特色があります。ご予約前に必ずご確認ください。

    1. 20歳未満のお子さん(お申し込み時点で)を診療・相談の対象としています
    2. 診療・相談は完全予約制で、1枠60分または30分です
    3. 保険診療による医療費とは別に、予約料をいただいております
    4. 法に触れるような他者への加害行為(暴力、窃盗、脅迫、薬物依存、性依存など)に関する受診・相談はお受けできません
    5. 代替医療(栄養療法、身体へのアプローチ、その他)についてのご相談もお受けいたします
    6. 診断をつけることには消極的です(もちろん必要に応じて診断書の発行などは対応します)
    7. 学校など他機関との連携は積極的に行います
    8. 自立支援医療制度をご利用いただけます。積極的にご活用ください
    9. 生活保護法に係る指定医療機関ではありません
    10. お子さんが受診をご希望でない場合、親御さんのみでのご相談もお受けします

    いくつかの項目について、少し補足させてください。

    1. 対象年齢:概ね5歳ごろから20歳未満のお子さん

    児童思春期のお子さんにお会いする時間をできるだけ多く確保したいので、20歳以上の方の初診・相談はお受けしておりません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。通院中に20歳を超えても、それを理由に診療や相談をお断りすることはありませんのでご安心ください。

    2 & 3. 完全予約制で1枠30分または60分で、予約料をいただきます

    お子さんの心身の調子には、お子さんがこれまでに経験したことや、学校・園や家庭などまわりの環境、そして生活習慣などからの影響が少なくありません。症状だけをお聞きして診断をつけて治療を始めるわけにはいかない、と私は考えています。しっかり丁寧にお話をお聞きしてから治療やサポートの方法を判断したいので、診療時間は長めに設定しました。

    現在の保険診療の仕組みでは、たくさんの患者さんを短時間で診療しないと経営が成り立たないのが実情です。そのため、お会いする人数を絞っておひとりの診療時間を長く確保する代わりに 保険診療の治療費とは別に予約料(選定医療費)をいただくこととしました。どうぞご了承ください。予約料については、中国厚生局に届け出て承認を得ております。

    4. 症状:たとえばこのようなときにお越しください

    • 気分の落ち込みや不安、イライラなど、こころに関する不調
    • 食欲がない、眠れない・起きられない、お腹の調子が悪い、頭が痛い、立ちくらみなど、からだに関する不調(小児科や内科では「異常なし」「自律神経かも」などと言われているとき)
    • 学校に行きづらい・行けないなど、行動に関する不調

      などがあり、お子さんご自身が当院への受診を希望しているときに、当院を受診いただきますようお願いいたします。

    法に触れるような他者への加害行為(暴力、窃盗、脅迫、薬物依存、性依存など)に関する受診やご相談はお受けできません。当院のマンパワーの問題で、児童相談所や警察などの関連部署と必要なタイミングで速やかに連携することが難しく、充分お役に立てないためです。ご了承ください。

    5. 代替医療についての当院の考え

    標準的な精神科治療として、向精神薬(こころに効くお薬)による薬物療法があります。たしかに向精神薬が有効なこともありますが、お薬は対症療法として優れていても本当の問題の解決にはならないことが多いと当院では考えています。

    たとえば、学校で友達に嫌がらせをされて眠れないというお子さんが睡眠薬を飲んで眠れるようになったとしても、嫌がらせの問題がなくなったわけではありません。また、発達障害と診断されたお子さんが薬物療法で落ち着いたとしても、現時点では向精神薬に脳を発達させる作用そのものがあるわけではありません。

    なので、まだ標準治療として認められていない、いわゆる「代替医療」と呼ばれる方法であっても、それがお子さんにとって本当に役立つ・本当の問題を解決してくれる可能性のあるものなら(もちろん安全な方法であることが大前提ですが)、積極的に活用するのはアリだと考えています。「こんなこと医師に話したら怒られるかも…」などとためらわず、どうぞ遠慮なく診察室で話題にしていただけたらと思います。

    6. 診断についての当院の考え

    診断が知りたい、というお気持ちで受診される方もいらっしゃるかもしれません。
    今の苦しい状態や過ごしづらさに診断名がつくものなんだと知ると安心できる、ということもあるかもしれません。
    診断がつくことで得られるメリットもあるとは思うのですが、一方で診断が独り歩きして偏見や排除の原因となったり、診断がつくほど悪い状態だとご本人が感じて落ち込んでしまったりする、というデメリットもあります。
    診断がつくことでよくないことが起こるなら、診断をつけることにはとても慎重でありたい、と思っています。

    それから、特に精神科の診断は症状に対して名前がつけられるので、同じ症状があって同じ診断がつくとしても、おひとりおひとりに必要な治療や介入はそれぞれ違うことがよくあります。それは、診断がつくことで治療法が定まるわけではないこと、逆に言えば診断がなくても治ったり改善したりすることもできる、ということでもあります。
    治療に役立たないのであれば診断はなくてもよいのではないか、と考えています。

    ただ、ご本人が望む支援やサービスを受けるためのパスポートとして診断名が役立つ場面はあります。もちろんそういう場合には診断書も作成させていただきます。

    7. 他機関連携について

    お子さんの症状には周囲の環境が大きく影響します。ご家庭はもちろん、お子さんが長い時間を過ごす園や学校からの影響も無視することはできません。お子さんと日頃関わる機会の多いおとな同士で情報交換しながら、協力してお子さんにとって過ごしやすい状態を作っていくことはお子さんの心身の調子を整えることに必須だと考えています。

    なので、園や学校などの関係機関の方々とは積極的に関わらせていただきたいと思っています。基本的にはお子さん・親御さんの許可をいただいてからご連絡するつもりですので、連絡してほしい/ほしくない の意思表示をぜひお知らせください。

    8 & 9. 自立支援医療(精神通院)等について

    当院は自立支援医療(精神通院)指定医療機関です。お住まいの地域の役所へ意見書などを提出すると、保険診療の自己負担分(3割)が原則1割、広島市など一部地域にお住まいの方は0割負担になります。ご利用を希望される方はどうぞお知らせください。
    役所で申請したその日から適応になりますが、お手元に受給者証が届くまではいったん3割でお支払いいただき、後日返金させていただく形となります。ご了承ください。

    また、こども医療ひとり親などの受給者証もご利用いただけます。
    生活保護指定医療機関ではないため、医療券はご利用いただけません。ご了承ください。

    10. 親御さん相談について

    当院では、お子さんご自身が受診や治療に対して前向きな気持ちで来てくださることを大切にしています。
    お子さんが受診に前向きではなく、それでも親御さんが当院へお越しになりたい場合は「親御さん相談」をご利用ください。「親御さん相談」についてはこちらをご覧ください。